このページは「言い訳する人の特徴。言い訳をする理由・心理」についてご紹介しています。
何かをする前に、事前に言い訳をする人いませんか?
試験の前に「忙しくてあまり勉強できなかった」
何か大きな仕事の前に「今週は忙しいから時間あるかな・・・」
といったように、何かをする前に言い訳をする人は意外といるかと思います。
では、その人達はどうして、そのような言い訳をするのでしょうか?
今回は、事前に言い訳をする人の特徴と心理・理由についてご紹介します。
どうして、言い訳をしてしまうのか、理由を知れば納得です。
もしくは、自分自身が言い訳ばかりしてしまう。と悩んでいる方もいるかもしれません。なので対処法も合わせてご紹介します。
目次
言い訳をする人の心理・理由
まず、言い訳をする人の心理・理由についてお話しします。
試験当日に、「忙しくて全然勉強できなかった」と言う方いませんか?
やる前から「できない理由」を事前にアピールする人がいます。
そういった、わざとダメだった時の言い訳を作ることを、心理学では
「セルフ・ハンディキャッピング」といいます。
セルフ・ハンディキャッピングとは?
セルフ・ハンディキャッピングとは、何かをする前にその成功を妨げるような障害を自ら作り出したり、障害があることを主張したりすることをいいます。
主に、どういったものなのかというと
「自信がない」「体調が悪い」などの事情を口に出したり、
「難しすぎる」「日程的に無理」「時間がない」などの環境のせいなどにするなど、わざわざ不利な状況を作り出すものです。
言い訳をする人の特徴
先に、こういった言い訳をしておけば、たとえ失敗したとしても
「○○なのだから、仕方ない」と失敗のショックを和らげることが出来ます。
そのため、自信がない人ほどセルフ・ハンディキャッピングをしてしまう傾向があります。
つまり、言い訳をする人の特徴としては、主に自信がない人に多い傾向があるのです。
もし、成功したとしても、「○○だったのに上手くできた!」と成功の価値を高めることができるので、
どちらに転んでも自分にとって都合のいい言葉なのです。
言い訳をする人は成功率が下がる?
セルフ・ハンディキャッピングをする人は、しない人に比べると
成功する確率が下がってしまうというデータもあります。
言い訳を用意しておくことで、「逃げ腰」な姿勢になり成功を遠ざけてしまうのです。
確かに、言い訳しておくと失敗しても大丈夫。ってどこかで思ってしまってるかも
だから、言い訳してない人に比べたら、言い訳してる人のほうが、失敗してしまう確率が高くなってしまうのかもしれないわね。
セルフ・ハンディキャッピングの対処法
では、実際にこのセルフ・ハンディキャッピングに対処するには、どうすればいいのでしょうか?
できる!と宣言する
やる前に「できる!」と宣言をすることで、出来なかった時に恥ずかしい思いをします。
つまり、失敗のショックを和らげることが出来ないので、成功しようと必死になるのです。
背水の陣という言葉があるように、人は後に引けない状況でこそ力を発揮するのです。
重要な試験、プレゼン、商談などの前には「できる!」と誰かに宣言してみるといいかもしれませんね。
成功のイメージを膨らませる
できる!という宣言をすることにプラスで、できない理由を用意して失敗のショックを和らげるのではなく
できる理由を具体的に用意して、成功のイメージを膨らませる事も有効な一つの手です。
失敗のショック、恥ずかしいという気持ちを捨てる
冒頭でも説明した通り、セルフ・ハンディキャッピングは
「○○なのだから仕方ない」と失敗のショックを和らげる言い訳のために行うものです。
なので、その原因を作っている「失敗のショック・恥ずかしいという気持ち」を捨ててしまうのです。
失敗しても、それが自分自身の実力だとありのままの自分を受け入れることも必要です。
最後に
今回は、言い訳する人の心理、事前に言い訳ばかりする理由についてご紹介しました。
失敗へのショック、恥ずかしいという気持ちから、セルフ・ハンディキャッピングをしてしまっていたのですね。
何かをする前に、言い訳をすることで失敗したときのショックを和らげることが出来るので、言い訳しておいたほうがいいじゃん!と思わるかもしれませんが、上記でも述べたように、言い訳があることで、「もし、失敗しても○○だからしょうがない」と逃げ腰になり、成功から遠のいてしまいます。
たまには、逃げ腰を作らず全力で何かに挑戦してみることも大切です。
セルフ・ハンディキャッピングの対処法も是非、活用してみてください。