「多い脇汗が、気になって好きな洋服が着れない!」
「電車のつり革につかまるのも、脇汗の汗ジミが気になって大変!」
「汗ジミだけじゃなくて、脇汗のニオイも気になって仕事にも集中できない!」
「暑くないのに、脇汗を止めるにはどうすればいいのか分からない!」
など・・、そんな経験はありませんか?
暑い夏だけでなく寒い冬でも秋でも春でも季節関係なく、脇汗が多く臭いと悩んでしまいますよね。
体の中で”脇”は特に汗が多くニオイが気になる場所なので、なんとか「脇汗を止める方法」を知りたいという方も多いと思います。
脇汗が多く、臭い原因はある二つの”汗腺”にあります。さらに、それ以外にも食生活の乱れや運動不足、ストレスなど私たちの暮らしの中にも脇汗が臭くなってしまう原因は隠されていました。
そこで今回は、「臭くなる脇汗の様々な原因とそれに合った対策を7つ」ご紹介します。
目次
脇汗が多い原因
脇汗を止めるには、まずは原因を知ることが大事です。まず、前提として脇に汗をかくということは、普通のことなんです。
でも、脇だけ他の部分に比べてとても、多いような気がする!?はい、それも普通のことなんです。
脇汗が他の部位の汗よりも多い原因は、「エクリン腺」という汗腺が脇の下に集まっているからなんです。
エクリン腺からの汗は、体温を調節する役割があるので、暑い時には誰でも脇の下からの発汗が多くなるのは,ごく自然なことなんです。
もちろん、汗をかく量には個人差はあります。しかし、いくら普通のことと言っても、脇汗を大量にかいて脇に汗ジミが出来たり、臭いが気になるのも、また悩みですよね。
クサイ脇汗の原因
脇以外にも汗はかくのに、なぜ脇はあんなにも臭いのか?
それは、脇には「アポクリン腺」という独特な汗腺があるからなんです。
アポクリン腺は、脇の下、陰部、肛門、乳輪、耳の中と、限られた箇所にしかありません。
どれも、汗の臭いが気になる箇所ですよね。
アポクリン腺から発汗される汗は、色が白っぽく、粘りけがあり、汗をかいてから時間が経過すると、独特の臭いが発生します。
このアポクリン腺から分泌される汗の役割は、なんと!「におい」なんです!
この「におい」は、フェロモンのように、本来、異性をひきつけるものなのです。
ひゃー、でもやっぱり臭いのは嫌ですよね。
なので次は、脇汗が臭くなってしまう原因とそれぞれに合った対策について下記にまとめました。
多くて臭い脇汗の様々な原因とそれに対する対策
暑い時に脇汗をかく事は、普通の事ですが暑い時以外でも脇汗をかく事は結構あります。
ですので、今回は脇汗をかく原因とその原因に対する対策や解決方法を一緒に紹介していきます。
脇汗で悩んでいる方は、自分に当てはまるものを探して対策してみましょう。
- 不安・緊張・ストレスが原因の場合
- 食生活が原因の場合
- 冷えが原因の場合
- 運動不足が原因の場合
- 肥満が原因の場合
- ホルモンバランスの乱れが原因の場合
- ワキガ(脇臭)が原因の場合
1.不安・緊張・ストレスが原因の場合
緊張した時に、脇汗が出る。というのは誰でも経験があると思います。
脇汗をかく原因として、精神的なものが大きく関わっていると言われています。
過度のストレスや、緊張によって脇汗の分泌量が増え、脇汗の臭いが強くなってしまう事もあります。
ストレスを溜めこみやすい人や、人前で発表する機会が多く緊張する機会が多い方などは、脇汗の量が増え、臭いも強くなってしまう事があります。
「不安・緊張・ストレス」に対しての対策は
対策としては、ストレスを溜めない事です。
つまり、ストレス発散法を見つけ、ストレスを溜めこまないようにしましょう。
気分をリフレッシュすると、脇汗の分泌量を抑えたり、臭いを抑える事につながります。
2.食生活が原因の場合
普段、食べるものによって、脇汗の量が増えたり臭いが強くなってしまう傾向があります。
下記のような食事を多く摂取してる方は、注意しましょう。
- 肉中心の食事
- 脂の多い食事
- お酒、コーヒーを良く飲む
- 冷たいものをよく摂取する
- ファストフード、インスタント食品をよく食べる
- 辛いもの、酸味の強いものなど刺激の強い料理をよく食べる
上記のような食事が多い人は脇汗が増えたり、ニオイが強くなってしまう可能性もあるようです。
上記の中で、あなたはいくつ当てはまりましたか?
「食生活」に対しての対策は
対策としては、上記のような食べ物を普段よく食べる方で脇汗が気になると感じている方は、上記のようなものをなるべく避ける、または量を減らすなどして食生活を見直してみましょう。
3.冷えが原因の場合
体が過度に冷えた状態になってしまうと、体の防衛本能がはたらき、体を温めようと熱を発生させることがあります。
そうすると、手足は冷えているのに、脇や背中からは、汗が大量に流れるという状態が起こってしまうのです。
「冷え」に対しての対策は
対策としては、体を温めることを心がけてみましょう。
デスクワークの方に多い症状ですが、冷房対策や、おしりの筋肉や股関節を伸ばすストレッチなどを行い、血行を良くするなど、してみて下さい。
※血行を良くする方法と食べ物についてまとめました「血行を良くする食べ物と方法まとめ」
4.運動不足が原因の場合
普段、運動をされる事があまりない人は、注意が必要です。運動不足が原因で、脇汗が増えてしまう事もあります。
その原因としては、エクリン腺からの発汗が脇の下に集中してしまう事が、大きな原因です。
エクリン腺は全身にあり、本来なら体全体からの発汗で体温を調節するのですが、運動不足や、一日中、温度変化のない室内で過ごす事が多い方は、全身にある汗腺の多くが「休眠状態」に入ってしまうことがあります。
そうなってしまうと、少しの温度変化など体温が上がると、脇の下のエクリン腺が活発に働き、全身から出るはずの汗が、脇に集中し、目立ってしまうことがあります。
こういったケースは、デスクワークの方に多いです。一日中、室内にいて、椅子に座ったままですので、上記の2つの条件を満たしてしまっています。
「運動不足」に対しての対策は
対策としては、運動不足が原因の脇汗の場合は、体をよく動かし、全身に汗をかく習慣をつけると脇汗を抑える事が出来ますので是非試してみて下さい。
5.肥満が原因の場合
皮下脂肪が厚い、肥満体型の方は、脂肪の層が体の熱を発散するのを妨げるため、体温が上昇し汗をかきやすくなります。
そのため、痩せ型の体型の人よりも汗が多くなったり、ニオイがきつくなってしまう事もあるのです。
「肥満」に対しての対策は
対策は、肥満解消です。
特に汗のべたつきや強い臭いが気になる方は、動物性脂肪を多く摂取してしまってる事が原因の可能性があります。
食生活を見直すことで、脇汗の量や臭いを改善することにつながるケースもあります。
ダイエットのための運動で意識的に汗をかくことも、汗の臭いを抑えるのによいとされているので、運動をする事が1番の対策だといえます。
6.ホルモンバランスの乱れが原因の場合
女性特有の脇汗には、女性ホルモンの乱れが原因の場合もあります。
40代の後半、更年期に入ると女性ホルモンの分泌が急激に低下します。
そうすると自律神経の失調により、エクリン腺が異常に刺激されてしまい、暑さなどに関係なく大量に脇汗をかいてしまう事があります。
いわゆる「ホットフラッシュ」(ほてり、のぼせ)という状態といわれてます。
「ホルモンバランスの乱れ」に対しての対策は
対策としては、ホルモンバランスの乱れを解消しなくてはなりません。
どうしても、気になる場合は、婦人科に受診してみるといいと思います。
また、更年期に入る前の若い女性でも、生活習慣(睡眠不足や食生活)の乱れで、ホルモンバランスが乱れ、同じような状態が起こってしまう場合もあります。
生活習慣の見直しをしてみましょう。
7.ワキガ(脇臭)が原因の場合
生まれつき「アポクリン腺の粒」が大きく、数が多いことによる「ワキガ」があります。
「ワキガ(脇臭)」に対しての対策は
対策としては軽度の場合は、専用のケアアイテムなどを習慣的に利用することで、臭いを抑える事は可能です。
私のオススメのケアアイテム:【ハイネス】
また、美容形成外科ではレーザー治療などで脇汗の量と臭いを抑える治療方法もあります。
アポクリン腺が非常に多く、洗濯してもインナーや服から汗の臭いが取れないほどの重症であれば、皮膚科でのアポクリン腺の除去手術という方法もあります。
気になる方は、病院で診てもらうといいと思います。
こんなケアアイテムもあります。
脇汗の原因はストレスや冷え、食生活など様々ある
いかがでしたか?今回は、量が多かったりニオイが強い脇汗の原因と対策についてご紹介しました。
脇汗を止める方法は、様々ありますがまずは原因を知る事が、大事です。
- ストレスや緊張:ストレス解消方法を見つける
- 食生活:普段の食事の内容の見直し
- 冷え:体を冷やさない。温める
- 運動不足:運動を定期的に行うようにする
- 肥満:肥満解消のための運動や食生活の見直しでトリプル効果を狙う
- ホルモンバランスの乱れ:生活習慣の見直しや専門医への相談など
- ワキガ(脇臭):専用のケアアイテムなどの使用
どんな理由から、脇汗が多くなったりニオイがきつくなってしまっているのかをまずは、知る事でそれに合った対策を行う事ができます。
自分に合った対策をしっかりと行っていけば、悩みを解消できる近道になるかもしれませんね。
今回紹介した様々な原因の中から、自分に当てはまるものを見つけて、脇汗に悩まない日々をゲットしちゃいましょう!!