血行が悪いと、冷え性や手足の冷えが起こってしまったり、肩こりなどの原因となってしまうこともあります。
そのほかには、頭痛や肌のかゆみの要因や血行不良により栄養が行き渡らず肌の弾力が失われてしまうこともあります。
こういったように、血行が悪いと様々な体調不良を誘発してしまうこともあるのです。
なので、血行を良くする方法と血行を良くする食べ物を知って日々の生活の中に取り入れることが大切です。
そこで、今回は血行を良くする食べ物と血行を良くする方法をまとめました。
血行が悪いことで体調が悪いと悩んでいる方は是非、参考にしてください。
血流を良くするための対策方法についてご紹介している記事です。
血行を良くする食材一覧も合わせてご紹介しているので参考にしてください。
目次
血行を良くする方法とは
血行を良くするには、普段の生活習慣と食生活を見直す事が必要です。
そのほか、体を温めるためのマッサージや半身浴など、出来る事はいっぱいあります。
今回は、血行をよくする10個の方法について下記にまとめました。
1.血行を良くする食べ物や食事を摂る
血行を良くする食事や食べ物を意識して摂るようにする事は、とても大切です。
この記事の下のほうに血行をよくする食材について、まとめましたのでそちらを参考に普段の食生活を見直してみてください。
2.血行が悪くなってしまう食べ物を避ける
反対に血行が悪くなってしまう(血液がドロドロになってしまう)可能性のある食べ物などを避けることも重要です。
絶対に食べてはいけないという事ではありませんが、意識してなるべく避けたり、体調不良の時などは食べないほうがいいでしょう。
こちらの血液がドロドロになってしまう可能性のある食材についても下記のほうでまとめて紹介していますので参考にしてください。
3.規則正しい生活を送る
まず、第一に血行を良くするためには規則正しい生活を送ることが重要です。
規則正しい生活とは、しっかりと睡眠を取り栄養バランスのとれた食事を摂取することが大切です。
4.体を冷やさないようにする
体を冷やしてしまうのは、大敵!
冷房が強い電車の中や職場など、肌寒いところは無理などせず1枚多く着る。など常に体を冷やさないように気をつけましょう。
5.水分をしっかりととる
血液をサラサラにするためには、水分は欠かせないです。しかし、上記でもご紹介したように水は体を冷やしてしまう飲み物の一つです。
なので、過剰な水分摂取や一気飲みは避けるようにしましょう。
大体、目安として1日2リットル程度が理想です。
一気飲みはせず、コップ半分程度を一口ずつゆっくりと飲むようにしてください。水を飲まないといけない!と思い、かぶ飲みすると逆効果になってしまうので注意が必要です。
6.定期的に運動をして汗をかく
運動をすることで、筋肉が血液を送り出すポンプの作用をしてくれます。ですので、こまめに運動をして筋肉を使うことが大切です。
有酸素運動やストレッチ、筋肉トレーニングなどがオススメです。
7.きつい下着や洋服は避ける
きつい下着で締め付けてしまう事でも血行が悪くなりますので、サイズの合ってない下着や洋服を着るのは避けましょう。
サイズの合ってないきつい下着は、ゴムの部分などが肌を締め付けてしまい、血行を悪くしてしまっていることもあります。
きつい下着は、血流を悪くするだけでなく肌の黒ずみやくすみの原因にもなります。
詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
8.ストレスを感じないようにする
ストレスは、体やお肌の大敵です。ストレスや緊張は、血流を悪くします。
緊張は一時的なことが多いかもしれませんが、ストレスは自分では気づかないうちに長い時間の間、受けていることもあります。
ストレスが原因で、胃腸の冷えを誘発してしまったり、代謝や自律神経の低下などを引き起こしてしまうこともあります。
こういったことから、血行不良になってしまうので注意が必要です。
しかし、生きていく上でストレスを全く感じない!というのはなかなか難しい話しですよね。なので、こまめにストレス発散をするように心がけましょう。
9.マッサージを取り入れてみる
体の中で特に冷えが気になる部分があれば、時間が空いた時などにマッサージをすると良いでしょう。
冷えることで、血行が悪くなり肩こりなどの原因にもなります。
肩こりがひどい人は肩の周辺だけでなく首の周りや腕をマッサージすることで楽になります。
※強い力で激しいマッサージを繰り返すと肌のたるみの原因にもなります。優しい力でマッサージするようにしましょう。
詳しくは、下記で紹介中
10.半身浴などで汗をかく
半身浴を生活の中に取り入れて、汗をかく機会を増やすのも一つの手です。温度は、大体37度~38度がオススメです。
この温度の理由としては、体温より2度以上高くなってしまうと皮膚で熱を遮断してしまい、体の芯まで温まらなくなってしまうためです。
そのため、大体37度~38度の温度で入ると良いでしょう。
寒い冬などは、一度肩まで浸かり体を少し温めてから半身浴を行うと良いでしょう。
また、お風呂に入る時にポンっと入れるだけで血行が良くなると大反響のある「ホットタブ重炭酸湯」もオススメです。
次に、血液をサラサラにしてくれる栄養素と血流を良くする食べ物一覧について下記にてご紹介しますので食事に取り入れていきましょう。
血行を良くする食べ物や食材
血行を良くするためには、まず体を温めることが大切です。
ですので体を温めてくれる食べ物を取ることで、血行を良くしてくれる効果が期待できます。
そして、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できる食べ物も意識して摂るようにしましょう。
1.体を温めてくれる食材一覧
体を温めてくれる食べ物を意識して摂ることで、血液の流れをよくする事が期待されますので下記の食材は、積極的に摂るようにしてみましょう。
体を温めてくれる食べ物
穀物類
そば、ごま、ひえ、あわ
野菜類
生姜、にんにく、かぼちゃ、にんじん、ごぼう、にら、しそくず、ふき、朝鮮人参、山芋、レンコン、やまごぼう、ヨモギ、オオバコ、パセリ
果物類
りんご、さくらんぼ、ぶどう、梅、栗、なつめ、プルーン、乾燥果物
魚介類
白身の魚、赤身の魚、タコ、イカ、スルメ、淡水魚、塩干し魚、鯉、塩辛、数の子
海藻類
ワカメ、ひじき、のり、塩コブ
飲料類
しょうが湯、ほうじ茶、黒豆茶、紅茶、ウーロン茶、ヨモギ茶、番茶、タンポポコーヒー、赤ワイン、日本酒、紹興酒
調味料
唐辛子、しょうゆ、味噌、ごま油、黒砂糖、きな粉、自然塩、にんにく粉
2.血液をサラサラにしてくれる食材
次に、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できる食べ物についてご紹介します。
血液をサラサラにしてくれる食材
にんにく、クレソン、タマネギ、レモン、らっきょう、納豆、サンマ、アジ、サバ、ブルーベリー、赤ワイン、大豆、黒豆など
中性脂肪を減らしてくれる効果があるものや血液の凝固を防ぐ効果があるものなど様々ですが、こういった食品は意識して取り入れるようにすると良いでしょう。
血液をサラサラにしてくれる栄養素
次に、血液をサラサラにしてくれる効果が期待されている6つの栄養素についてご紹介します。
こういった食品を摂取して、サラサラな血液を手に入れましょう!
1.DHA・EPA
DHAやEPAは、イワシやサバなどの青魚に含まれる成分です。
健康な状態の赤血球は、柔らかく変形し狭い毛細血管を通り抜けることが可能です。
しかし、DHAが不足すると赤血球が硬くなってしまい、血管内の狭い部分の流れが悪くなってしまいます。
しかし、それでも血液をしっかりと流そうと心臓は頑張って働きます。
流れが悪いため、さらに力を入れて心臓は働くのです。
そのため、血圧が高くなり高血圧が起こります。
DHAを体に取り入れることで、赤血球を健康時の柔らかさに戻す効果があり血液をサラサラにしてくれます。
EPAは血液の粘度を下げる効果があり、血を固まりにくくしてくれます。
2.クエン酸・酢酸
こちらも赤血球を柔らかくし、形を自由に変形させ、血流を良くしてくれる効果があります。
酢などに含まれています。
3.食物繊維
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。
血液をサラサラにしてくれる効果が特に高いのは、水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維でわかめや昆布、里芋などネバネバした食品に含まれています。
血液中のコレステロールや血圧を下げる効果があり血液をサラサラにしてくれる効果が期待されます。
4.納豆キナーゼ
納豆の根姉場成分は、血管老化の防止に役立ちます。
さらに、余分な血栓を溶かす効果も期待され血液をサラサラにしてくれます。
5.硫黄化合物
硫黄化合物は、タマネギやネギ、大根などの辛味成分に豊富に含まれています。
硫黄化合物は、コレステロール値を下げたり血液の凝固を予防してくれる効果が期待されています。
6.ポリフェノール
血液の凝固を防ぐ効果があります。ポリフェノールの抗酸化作用は、血中に過酸化脂質ができるのを抑えてくれる効果があります。
過酸化脂質とは、血中のコレステロールや中性脂肪が活性酸素により酸化したものです。
これは、動脈硬化の原因にもなります。ブルーベリーや赤ワイン、大豆、黒豆などに含まれています。
◆血液型によっては、今回紹介する食材が原因で血液をドロドロにしてしまう可能性もあります。
また太ってしまう原因にもなるので、血液型別の体に合う食材と合わない食材の一覧も合わせて確認してください。
・A型の人の体に合う食材と合わない食材の一覧
・B型の人の体に合う食材と合わない食材の一覧
・O型の人の体に合う食材と合わない食材の一覧
・AB型の人の体に合う食材と合わない食材の一覧
血行が悪くなる食材や食べ物
次に、血行が悪くなってしまう可能性のある食べ物についてです。
こういった食材を絶対に食べてはいけないという事ではありませんが、血行が悪いと悩んでいる方は特に避けたほうが良いでしょう。
1.体を冷やしてしまう食材一覧
体を冷やしてしまう事で、血行が悪くなってしまう事もあります。
体を冷やしてしまう食べ物
穀物類
白米、小麦、大麦、白パン
野菜類
なす、トマト、レタス、ほうれんそう、こんにゃく、大根、ピーマン、かぶ、春菊、わらび、ぜんまい、エンドウ、みょうが、小松菜、白菜、インゲン、たけのこ、なめこ、ヤツガラシ、ウズラマメ
果物類
スイカ、メロン、レモン、バナナ、みかん、マンゴー、パパイヤ、なし、キーウイフルーツ、パイナップル、グレープフルーツ、柿、果物ジュース、缶詰の果物
魚介類
マグロ、くらげ、ちくわ、かまぼこ、甘味の佃煮
海藻類
モズク、ところてん、酸味のとろろコブ、甘味のノリの佃煮
調味料
みりん、コショウ、わさび、カレー粉、白砂糖、化学調味料
飲料類
水、コーラ、緑茶、コーヒー、ココア、牛乳、豆乳、清涼飲料水、甘味のヨーグルト、ビール、白ワイン、ウイスキー、焼酎
お菓子
アイスクリーム、チョコレート、ようかん、アンパン、キャラメル
2.血液がドロドロになってしまう食材
血液をドロドロにしてしまう可能性のある食材は、中性脂肪やコレステロールを多く含んでいる食品などです。
血液がドロドロになってしまうと血液が流れにくくなります。
そのため、血流が悪くなってしまうので、できるだけ下記のような食品は避けるようにしましょう。
ご飯、麺、パン、飽和脂肪酸の多い肉、油、卵、バター、インスタント食品、スナック菓子などの過剰摂取は避けましょう。
血行を良くする方法と食事を生活に取り入れよう
血行を良くする方法を下記にまとめておきますので、自分が足りない部分を見つけましょう。
- 規則正しい生活を送る
- 充分な睡眠をとる
- 栄養バランスのとれた食事を摂取
- 血行が良くなる食べ物を食べる
- 血液がドロドロになってしまう食べ物は避ける
- 体を冷やさないようにする
- 水分をしっかりととる
- 定期的に運動をして汗をかく
- きつい下着や洋服は避ける
- ストレスを感じないようにする
- マッサージを取り入れてみる
- 半身浴などで汗をかく
上記を生活にうまく取り入れていきましょう。
血行を良くする方法は、沢山ありますが基本的なことで最も大切なのは規則正しい生活です。
充分な睡眠をよくとり、栄養バランスのとれた食事をとるようにしましょう。
そして、その食事は血液をサラサラにしてくれる食材をうまく使い摂取するように心がけましょう。
血液がドロドロになってしまう食べ物の過剰摂取は避け、運動や半身浴などで汗をかくようにし、ストレスをため込まないようにしましょう。
こうした普段の生活の中でできる対策が沢山あり、反対に言うと普段の生活の中の行動が血流を悪くさせてしまっていることが分かります。
血行が悪いと様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
冷え性、肩こり、頭痛、腰痛、肌トラブル、疲労感が取れにくい、高血圧、不眠症など様々なところに影響が出てしまうので、こういった悩みがある方は特に今回紹介した「血流を良くするための対策」を実践し、健康的な体を手に入れましょう!