このページでは、ビジネスシーンやプライベートでも使える「結婚祝いへのお礼の手紙(結婚内祝い)の書き方」についてご紹介しています。
結婚祝いを頂いた時はとても嬉しいものです。しかし、お礼状の書き方はなかなか難しく後回しにしてしまいがちですよね。
そこで、今回は結婚内祝いの書き方についてご紹介します。
結婚祝いへのお礼は、結婚内祝いとしてお返しを送ります。
その時にどのような手紙を書いたらいいか、お礼状の書き方について、注意事項なども踏まえてご紹介します。
上司への文例や忌み言葉一覧もまとめましたので参考にしてください。
目次
結婚内祝い(お礼の手紙)の書き方
結婚祝いを頂いたら、内祝い(お礼の手紙)を贈るのがマナーです。夫婦二人の連名でお礼状を書くようにしましょう。
内祝いを贈る上での注意点は下記にまとめてあります。
大まかなお礼の手紙の書き方としては、まず「お礼の言葉」述べてください。
そのほかには、将来の抱負や新生活への決意を示すとよいでしょう
また、祝辞を述べてもらった場合は、祝辞に対する感謝の言葉も添えるようにしましょう。
お礼の手紙の基本の流れ
「お礼状やお礼の手紙」の基本的な流れ・書き方は下記のとおりです。
-
前文
・頭語
・時候の挨拶
・相手の健康、安否を尋ねる
※親しい相手には前文を省いて書き出しても良い -
主文
・お礼の言葉
・贈り物や世話になったことなど相手の厚意を挙げ、感謝や感想、使い道などをなるべく具体的に伝える
・祝いごとへの感慨や今後の抱負などを述べる
・相手の今後の発展を祈る言葉 -
末文
・結びの言葉
・結語
※改めてお礼いの言葉を述べて結ぶのもよい
結婚内祝いを書く上で注意したいこと
- 表書きの書き方
- お礼以外の用件は書かない
- お返しにという表現は避ける
- 贈る相手は、披露宴に招待しなかった方など
- 結婚内祝いは1ヶ月以内に送る
- お返しの相場
- 忌み言葉を連想させるものを避ける
- 嬉しい気持ちを素直に表現しましょう
- お礼状は謙虚さが大事
- お祝い金をもらった場合は使い道を報告
- 贈り物をもらった場合は使い勝手の良さやセンスを褒める
一つずつ、説明していきます。
表書きの書き方
お礼のマナーとして、表書きとポイントをしっかりとおさえておきましょう。
結婚祝いへのお礼状の表書きは下記の通り
- 表書き
- 内祝い
- ポイント
- 披露宴に招待していない場合、夫婦連名で送る
お礼以外の用件は書かない
お礼の手紙に別件を書くことは失礼にあたります。
用件のついでにお礼をしているという印象を与えてしまうため、親しい相手であっても別件を書くことは避けましょう。
お返しにという表現は避ける
お祝いの品をもらったときは、お返しが必要な場合があります。
そのときに「お返しに」という言葉を使うと義務でお返しをしているような印象になってしまうので、このような表現は避けましょう。
※お返しの品に困ったらカタログからお品物まで上品なギフト選びを参考にしてみてください。
贈る相手は、披露宴に招待しなかった方など
結婚内祝い(お返し)する人は、基本的には、披露宴に招待しなかった方です。
また、披露宴に招待したが出席いただけなかった方に贈ります。
※披露宴に出席された方は、披露宴での料理や引き出物などがお返しの代わりとなりますので、基本的に結婚内祝い・お返しなどは必要ありません。
結婚内祝いは1ヶ月以内に送る
結婚の内祝いを贈る時期は、結婚式を行う場合とそうでない入籍だけの場合と異なります。
結婚式を行う場合
結婚式を行う場合は、基本的に「結婚式から1ヶ月以内に贈る」のがマナーです。
結婚式を行わない・入籍だけの場合
結婚式を行わない・入籍だけの場合は、基本的に「お祝いを頂いてから1ヶ月以内に贈る」のがマナーです。
尚、お祝いを頂いたらお返しの手紙やお礼状を贈る前に、すぐに電話などでお礼を言いましょう。
お返しの相場
お返しの相場としては、頂いたご祝儀やお祝い品の半額から3分の1を目安にします。
新婚旅行のお土産をプラスして渡すなども良いでしょう。
忌み言葉を連想させるものを避ける
お返しの品は、「刃物」や「割れ物」などを避けましょう。
結婚に関しての忌み言葉がありますが、それを連想させる贈り物を贈るのは避けましょう。
また二つに割り切れる偶数は別れを連想させるので、よくない数字とされています。
詰め合わせなどを贈る場合は偶数をさけるようにしましょう。
さらに、相手の環境を無視したものを贈るのも避けましょう。
例としては、1人暮らしなのに、大人数用のものなどです。
ここで、結婚に関しての忌み言葉一覧をご紹介します。下記を連想させる品物をお返しで送ったり、この言葉を使うのは避けましょう
結婚祝いの場合の忌み言葉の例
「別れる」「切れる」「去る」「帰る」「終わる」「流れる」「冷える」「短い」
「戻る」「繰り返す」「重ね重ね」「再び」「皆々様」「近々」「またまた」
※解説
・戻る、帰るなどは、「実家へ戻る、帰る」などは離婚を表している表現のようなので、避ける
・再び、近々などは、「結婚を何度も繰り返す」を連想させるため避ける
※忌み言葉のさらに詳しい説明と言い換え方一覧は別記事を参考にどうぞ
嬉しい気持ちを素直に表現しましょう
「気の利いたことを書こう」「上手く書こう」と気張る必要はありません。
嬉しい気持ちを素直に具体的に表現するようにしましょう。
家族が喜んでいる様子を書いたり、贈り物の気に入ったところを書いたり素直に喜びを伝える事で、感謝の気持ちが相手に伝わります。
お礼状は謙虚さが大事
結婚祝いなどお祝いを受けた場合のお礼状は相手が気にかけてくれていたことに対してまず、謝意を示すのを忘れないようにしましょう
「おかげ様で」という謙虚な姿勢でお礼を述べ、近況や心境を報告すると好意のもてる文面になります。
お祝い金をもらった場合は使い道を報告
お祝いをもらった場合には、その使い道を報告し、感謝の気持ちを述べると良いでしょう。
贈り物をもらった場合は使い勝手の良さやセンスを褒める
贈り物をもらった場合は、使い勝手の良さを伝えたり、見立てのセンスを褒めるとより感謝の気持ちが伝わるでしょう。
上司など目上の方にお礼状を送る場合の例文
ここで、実際に使える例文をご紹介します。
このほどはご多忙のところ私どもの結婚式にお運びくださり、誠にありがとうございました。また、温かなご祝辞ならびに結構なお祝いの品を頂戴し、厚く御礼申し上げます。
ふつつかな私どもではございますが、心に響くお言葉を忘れずにお互いに支え合って明るく楽しい家庭を築いていく所存です。
仕事のうえではもちろんのこと、夫婦生活においても優れた先輩として今後ともご指導、ご助言のほどお願い申し上げます。
略儀失礼ながら、まずは書中にてお礼まで。
敬白
仲の良い友人などにお礼状を送る場合の例文
仲の良い気の知れた仲でしたら、形式にとらわれ過ぎず素直にあなたの感謝の気持ちを述べても良いでしょう。
しかし、忌み言葉を使わない、感謝の気持ちをきちんと伝える。頂いた品物の使い道など最低限のマナーは守るようにしましょう。
素敵な結婚祝い、ありがとう
○○ちゃんが私たちのために一生懸命選んでくれた気持ちがとても伝わって嬉しかったよ。
今度、頂いた品物で○○するから新居にも遊びに来てね。
今後ともよろしくね。
まとめ
お礼以外の用件は書かないようにして、1か月以内に送る。
そして、忌み言葉は避け何かを品物やお祝い金を頂いた際は使い道や使い勝手の良さを褒めお礼する。
こういった最低限のマナーを守りお礼状を書きましょう。
しかし、1番大事なことは「お礼状は感謝の気持ちを表すもの」だということ
形式や決まりなど様々ありますが、1番忘れていけないのは「感謝の気持ちを相手に伝えること」です。
素直に、あなたの気持ちを言葉にして文章にして伝えましょう。