このページでは、ビジネスシーンやプライベートでも使える「退院祝いの手紙の書き方と上司への文例」についてご紹介しています。
友人や上司が長い入院生活が終わる際にはその快復を素直に喜び、退院のお祝いの手紙などを出してあげると大変、喜ぶと思います。
そういった時にかける言葉としては、本復を祈る言葉を伝えたり明るい文面で素直に喜びを伝えてあげると良いでしょう。
そこで今回は、退院祝いの手紙の書き方と文例についてご紹介します。
目次
退院祝いの手紙の書き方
明るい文面で喜びを伝えてあげると良いでしょう。また本復を祈る言葉でまとめると良いです。
細かくは下記で紹介していきますが、まずは基本的な文章の構成についてまとめましたのでご覧ください。
お祝いの手紙の基本の流れ
退院祝いなどに関わらず、「お祝いの手紙」の基本的な流れは下記のとおりです。
-
前文
・頭語
・時候の挨拶
・相手の健康、安否を尋ねる
※親しい相手には前文を省いて書き出しても良い -
主文
・お祝いの言葉
・お祝いごとについての感想や感慨などを伝える
・ねぎらいの言葉
・今後の発展を祈る言葉
・お祝い品について伝える(お祝い品がない場合は将来を期待する言葉を添えても良い) -
末文
・結びの言葉
・結語
※改めてお祝いの言葉を述べて結ぶのもよい
※詳しい「時候の挨拶」や「季語」、「風物詩」などについては、「風物詩・季語・時候の挨拶文例の早見表」を参考にしてください。
風物詩・季語・時候の挨拶文例の早見表※ねぎらいの言葉については、「【いわたりの言葉・ねぎらいの言葉】ビジネスで使える敬語7選」を参考にしてください。
【いたわりの言葉・ねぎらいの言葉】ビジネスで使える敬語7選退院祝いの手紙を書く上で注意したいこと
- 忌み言葉は使わない
- 自分と比べるような表現は避ける
- そっけない印象にならないように注意
- お祝いの品のことは控えめに触れる
- 職場復帰を促す表現は避ける
- リハビリの大変さを強調するような表現は避ける
以上の6点に注意して書いていきましょう。1つずつ説明していきます。
忌み言葉は使わない
不幸なことを連想させる忌み言葉は避けるようにしましょう。
退院祝いの場合の忌み言葉の例
「死ぬ」「苦しむ」「寝る」「悪い」「長い」「滅びる」「弱る」「折れる」
「繰り返す」「再び」「度々」「落ちる」「尽きる」「枯れる」
※更に詳しい忌み言葉や重ね言葉の言い換え方は「【忌み言葉一覧表】と【言い換え方のまとめ】」を参考にしてください。
【忌み言葉一覧表】と【言い換え方のまとめ】※マイナスに受け取られがちな言葉もなるべくなら使わないほうがいいです。
普段何気なく使っている「マイナスに取られてしまう言葉をプラスな言葉に言い換える方法」は別記事にまとめましたので参考にしてください。
マイナス言葉をプラス言葉に変える【言い換え方一覧】自分と比べるような表現は避ける
自分を引き合いに出すような表現は、妬みやひがみと受け取られてしまう可能性もありますので、使わないようにしましょう。
そっけない印象にならないように注意
相手によっては、「おめでとう」だけではお祝いの言葉としては不十分な場合があります。
明るい文面で喜びを伝えてあげると良いでしょう。
お祝いの品のことは控えめに触れる
お祝いの品がある場合は、文末でさりげなく伝える程度にしましょう
品物について長々と説明したり、こだわりを押し付けたりしないように注意が必要です。
※ギフト選びに困ったらカタログからお品物まで上品なギフト選びを参考にしてみてください。
職場復帰を促す表現は避ける
退院することが決まった相手にすぐに職場に復帰してほしいといったような「職場復帰を促すような表現」は避けましょう。
リハビリの大変さを強調するような表現は避ける
リハビリの大変さを強調するような表現は避け、十分な養生を促す
上司に退院祝いを送る場合の例文
ご退院おめでとうございます。ご看護に専念されましたご家族様にもお祝いを申し上げます。
営業部一同、ご病状を案じておりましたが、○○部長の精神力の前に病魔も早々に退散したようでございます。
ご退院の吉報を受け、社内も大きな喜びに包まれております。
当面は、ご自宅で療養されると伺っております。しばらくはお身体第一に、ゆっくりご静養なさってください。
元気なお姿を拝見できる日を心待ちにしております。
まずは退院のお祝いを申し上げます。
敬具
様々なシチュエーションの文例
リハビリが必要な相手の場合
リハビリが必要な相手の場合は、下記のようなフレーズを用いるのもよい
・どうか気長にかまえて、リハビリに取り組んでくださるようにお願い申し上げます。
・リハビリには十分な時間をかけ、どうか焦らずにご療養なさってください。
上司の妻宛ての場合
上司の妻宛ての場合は、下記のようなフレーズを用いるのもよい
・ご主人様におかれましては、ご全快にてご退院とのこと、誠におめでとうございます。
・奥様もお疲れが出ませんように、どうぞご自愛ください。
まとめ
友人や上司などが長い入院生活を終える時は、その快復の喜びと身体をいたわる言葉をかけてあげましょう。
あなたの素直な気持ちを文字にして、相手に伝えてあげる事が何より重要です。
不幸なことを連想させる忌み言葉を使わないように注意し、体調が回復したことを一緒に喜んであげましょう。
※他のお祝いの手紙一覧は様々なお祝い手紙の書き方のまとめを参考にしてください。