このページでは、ビジネスシーンやプライベートでも使える「結婚祝いの手紙の書き方・例文」についてご紹介しています。
友達や親友から、結婚の知らせが届いた時、とても嬉しいですよね。
でも、結婚祝いの書き方や手紙の返事って、なんだか難しいものですよね。
気心知れた友達だからといって、結婚祝いの手紙はキチっと書いて、お祝いしてあげたいものです。
そこで、今回は友達や親友から結婚の知らせを受けた時の返事・手紙の書き方についてご紹介します。
例文や忌み言葉一覧も一緒に載せていますので、是非参考にしてみて下さい。
目次
結婚祝いの手紙の書き方
お祝いの手紙は出すタイミングが大事です。
結婚式や披露宴の招待状を受け取ってから、挙式の1〜2ヶ月前には送るのが一般的です。
遅くても、1週間前には送るようにしましょう。
そして内容は相手を思いやりともに喜ぶ気持ちで書くと良いでしょう。
また、送る相手が、友達などの場合は書き出しは前文を省略し「おめでとう」でよいです。
※夫の上司に出す場合などは冒頭に時候の挨拶を入れたものが基本です。
お祝いの品だけを贈るのは失礼ですので、手紙やカードで気持ちを一緒に伝えましょう。
結婚祝いの基本的な書き方
結婚のお祝いだけでなくお祝いの手紙について基本的な流れは下記のとおりです。
-
前文
・頭語
・時候の挨拶
・相手の健康、安否を尋ねる
※親しい相手には前文を省いて書き出しても良い -
主文
・お祝いの言葉
・お祝いごとについての感想や感慨などを伝える
・ねぎらいの言葉
・今後の発展を祈る言葉
・お祝い品について伝える(お祝い品がない場合は将来を期待する言葉を添えても良い) -
末文
・結びの言葉
・結語
※改めてお祝いの言葉を述べて結ぶのもよい
※詳しい「時候の挨拶」や「季語」、「風物詩」などについては、「風物詩・季語・時候の挨拶文例の早見表」を参考にしてください。
風物詩・季語・時候の挨拶文例の早見表※ねぎらいの言葉については、「【いわたりの言葉・ねぎらいの言葉】ビジネスで使える敬語7選」を参考にしてください。
【いたわりの言葉・ねぎらいの言葉】ビジネスで使える敬語7選結婚祝いの手紙を書く上で注意したいこと
- 忌み言葉は使わない
- 句読点は使わないように
- 自分と比べるような表現はしない
- お祝いの品のことは控えめに触れる
忌み言葉は使わない
お祝いごとで手紙などを送る際に、不幸なことを連想させる「忌み言葉」はお祝いの手紙には使わないように注意しましょう。
結婚祝いの場合の忌み言葉の例
「別れる」「切れる」「去る」「帰る」「終わる」「流れる」「冷える」「短い」
「戻る」「繰り返す」「重ね重ね」「再び」「皆々様」「近々」「またまた」
※解説
別れるや去るなどは、離婚などを連想させてしまいます。
そして、帰るなどは実家に帰る=離婚や別居などを連想させてしまいますので避けたほうが良いでしょう。
また、重ね言葉は、再婚や悲しい出来事の再来などを連想させてしまうので避けたほうが良いです。
※重ね言葉の言い換え方などについては別記事【忌み言葉一覧表】と【言い換え方のまとめ】にて、詳しく紹介してますので参考までにどうぞ。
【忌み言葉一覧表】と【言い換え方のまとめ】※マイナスに受け取られがちな言葉もなるべくなら使わないほうがいいです。
普段何気なく使っている「マイナスに取られてしまう言葉をプラスな言葉に言い換える方法」は別記事にまとめましたので参考にしてください。
マイナス言葉をプラス言葉に変える【言い換え方一覧】句読点は使わないように
句読点は、終わりを意味するため結婚などのお祝いのメッセージを書く際には避けたほうが良いでしょう。
どうしても句読点を使わないと文章が読みにくい場合はスペースなどを空けると良いでしょう。
自分と比べるような表現はしない
自分を引き合いに出すような表現は、相手を褒めるつもりであっても
妬みやひがみと受け取られてしまう可能性もありますので、注意
お祝いの品のことは控えめに触れる
お祝いの品がある場合は、文末でさりげなく伝えましょう。
品物について長々と説明したり、こだわりを押し付けたりしないように注意
贈り物に迷ったら結婚されるふたりのためのブライダルギフトの選び方を参考にどうぞ
友人・親友へ送る時の例文
結婚祝いの実際の書き方についてご紹介します。
友人や親友へ送る場合の文例をご紹介。
ご結婚おめでとうございます。
お知らせを受けまるで自分のことのように晴れがましい気持ちでいっぱいです。
常日頃 仕事が恋人だと話してた○○さんにとうとう理想の男性が現れたのですね。
お相手も同じ業界で働く優秀なビジネスマンと伺っています。お互いによき理解者として力を合わせこれから素敵な家庭を築いていかれるのでしょう。ぜひ今度のろけ話を聞かせてくださいね。
新生活に役立つものは何がよいかと迷いましたがこだわりもあるでしょうから失礼ながらお祝いを同封させていただきました。
心ばかりですがお納めください。
お二人の末永い幸せをお祈りしまずはお祝いまで。
上司などの目上の方へ送る時の例文
ご結婚誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
いつも職場で素早く仕事をこなす○○さんですのでご家庭でも上手に家事をこなしていかれるだろうと想像しています。
どうぞ誰もが羨む素敵な家庭を築いてくださいね。
落ち着いた頃に新居にお邪魔するのを楽しみにしています。
お二人の新しい門出にあたり末永いご健康とご多幸をお祈りいたします。
様々なシチュエーションの文例
披露宴をしない場合
披露宴をしない場合などは、下記のようなフレーズを用いるのもよい
・披露宴は行わないと伺いました。堅実なお二人にふさわしい選択だと思います。
・どうか今度、友人みんなでお祝いの席を設けさせてくださいね。
再婚の場合
再婚の場合などは下記のようなフレーズを用いてみるのもよい
・素敵な選択をされたのですね。この日がくると信じていました。
・○○ちゃんのためにも、やさしいお母さんが見つかればよいと願っていました
最後に
結婚は、人生の一大事ですよね!
厳粛なお祝い事ですので、親しい相手にもくだけすぎない文章になるようにすることがとても大切です。
しかし、難しい言葉を使いすぎてしまったり、気の利いた事を書こうと思いすぎてお祝いの気持ちが伝わらなかったら、意味がありません。
あなたの祝福している!という気持ちが相手にしっかりと届くように書く事を忘れないようにしましょう!