「仕事で正当に評価されない」
「実力があるのに評価されない」
「頑張っているのに認められない」
「仕事の雑用を頑張っているのに評価されない」
など、Googleで「仕事で評価されない」と検索するとこんなような関連ワードがずらーと並びました。
みぃ
おおー、なんと強気な検索ワードだ・・・
だって、「実力があるのに」と自分で言っていたり、「正当に」と言っていたり、それって・・・
本当に「実力があるの?」と私は思いましたし、周りにはあなた以上に頑張っている人がいるかもしれないのに、何の基準で「正当に」と図っているのか、私は不思議に思いました。
みぃ
別にこの記事は、こういったことを検索している人をバカにしているわけでも、喧嘩を売っているわけでもありません。
なので、クレームは一切受け付けてません!
ただ純粋に、「その人は本当に周りから評価されるような仕事をしているのか?」と疑問に思ったので、それに対しての私の考え方や仕事で評価されるために必要なことについてまとめた真面目な記事です。苦笑
目次
「実力があるのに評価されない?」それは『実力がない』からでは?
「実力があるのに評価されない理由」は、ずばり「実力がないから」ではないでしょうか?
「正当に評価されない」、「実力があるのに評価されない」と感じている人は、本当に周りから評価されることを出来ているのか?ただ単に「実力がないからでは?」と私は思っています。
しかし、これは「実力がない」と一概にいっても、様々な意味や私の思いがあります。
・与えられた仕事だけをこなす
・その仕事や作業の背景を考えてない
・その仕事や作業の目的やゴールが見えてない
・約束した期日を守らない
・期待以上の結果を出せない
・出来て当たり前のことしかしない
・失敗を教訓にすることなくただ落ち込むだけ
・コミュニケーション能力が低い
・人への気遣いがない
など、上げればキリがないですが、こんなようなことを全部ひっくるめて私は「実力がないだけでは?」とお伝えてしています。
上記であげたことは「仕事で評価されない人の特徴」としてもお話しした通りなので、詳しくはそちらをご覧ください。
私は、これまで様々な仕事を経験し、部下を多く抱えて人の評価や指導係をしてきました。
その中でやっぱり「評価される人とされない人」というのは、どうしても別れてしまうことは無理もないと感じています。
評価される人とされない人の違い
『仕事で評価される人とされない人』の違いは、様々あると思います。それは、検索すれば沢山出てくるでしょう。
しかし、ここで私が言いたいことは二つつだけです。
それは、『”期待以上”の結果を出せているかどうか。』
そして、『それを上司へ”アピール”するためのコミュニケーション能力があるかどうか。』です。
他にも細かいことを言い出せば色々とありますし、それは別記事でまとめてありますが、ここで一番言いたいのはこの二つです。
私が経験してきた中で、この二つをクリアしている人は、どんな職場であってもやっぱり評価されていました。
まず、「期待以上の結果」を出すためには、それなりの努力が必要です。
え?その努力の仕方が分からないんじゃん。
そうですよね。確かに難しいですよね。努力をすればいい。そんなの誰だって努力をしていると思います。
しかし、その努力の仕方が間違えていると、その努力が評価されることはありません。
なので、その努力の仕方についてのポイントを抑えておくといいでしょう。
1:期待以上の結果を出すための努力の仕方とは?
今回、私が伝えたい二つのこと
『”期待以上”の結果を出せているかどうか。』
『それを上司へ”アピール”するためのコミュニケーション能力があるかどうか。』
のうちの一つ目、「”期待以上”の結果を出す」ためのポイントは、下記の通りです。
- 上司が求めるゴールは何か?を考える
- 与えられた仕事だけでは評価されない事実を受け止める
- あなたにしか出来ないことをする
1-1.上司が求めるゴールは何か?を考える
まず、「上司が求めるゴールは何か?」を考える必要があります。
その仕事を頼んだ上司は、何らかの「目的」や「意図」があるはずです。
その目的を理解せずに、やみくもに進めていても、上司が求めることとズレてしまうのです。
つまり、「上司が求めるゴール」と『あなたの辿り着いたゴール』が全く別の場所であれば、評価されるわけがないということです。
上司は、「北海道」を目指していたのに、あなたが「沖縄」に向かって必死に走って努力しても、『評価されるはずがない』のです。
まずは、上司の求めるゴールは、どこなのか?何なのか?をしっかりと考える必要があります。
1-2.与えられた仕事だけでは評価されない事実を受け止める
「与えられた仕事」を完璧にこなしたから、「評価してください」という人がたまにいます。
しかし、それは「当たり前のことを当たり前にしただけ」なので、評価されることはないでしょう。
その仕事をする上で当たり前のことを当たり前にすることに対しての評価は、「最低賃金」という『給料』で払われているからです。
この記事で言う「評価」とは、その給料以外に上司などからの「よくやった。」「キミは仕事が出来るね」といった評価を指しています。
なので、「当たり前のことを当たり前にしただけ」では、そういった「評価」はされないのは、”当然”だと私は考えています。
与えられた仕事以上のことをして、会社に利益となる結果を出してはじめて周りから「評価される」のです。
1-3.あなたにしか出来ないことをする
期待以上の結果を出すには、「あなたにしかできないこと」をすることも忘れてはいけません。
会社には、多くの人間がいるでしょう。
その中で、「自分にしか出来ないこと」をうまく使って結果を出していくことも大切です。
「自分の持つスキル」、「自分の長所」、「自信があるところ」などを使って結果を出すのです。
長所だけでなく、「自分の短所」も考え方を変えることで使えるようになります。
「自分の短所」を活かす例
例えば、自分は誰かと話していても、いつも理解するのが一番遅く「理解力が乏しい」と感じている。難しい「専門用語は苦手」。
などと感じているのなら、そんなあなたでも分かるような言葉を使って、『誰が見ても明確に目的が分かる資料』を作ってみるなども出来ますよね。
あなたと同じように理解力がない人や専門用語が苦手な人でも、「誰でもすぐに理解できる資料」を作れることは、ある意味才能です。
自分が苦手だからこそ、苦手な人の気持ちが分かるのです。
反対に理解力がある人や専門用語に詳しい人は、どうしてもその知識を存分に活かす資料を作りがちなので、そうではない角度からあたららしく資料を作成するなどすれば、あなたにしか出来ない作業となるでしょう。
そういった自分の長所や短所など、どのように活かせるのか?を考えて、普段とは少し視点を変えることで『あなたにしか出来ないこと』が見つかるはずです。
2:アピールできるコミュニケーション能力があるかどうか
今回、私が伝えたい二つのこと
『”期待”以上の結果を出せているかどうか。』
『それを上司へ”アピール”するためのコミュニケーション能力があるかどうか。』
のうちの二つ目、「期待以上の結果」を出したとしても、それを『上司に”アピール”するコミュニケーション能力があるかどうか』も重要です。
自分の結果を上司にアピールするのに大事なポイントは下記の通りです。
- あなたの考えを常に言葉に出して伝えられるように整理しておくこと
- 同じ結果でも伝え方次第で評価は大きく変わる
2-1.あなたの考えを常に言葉に出して伝えられるように整理しておくこと
「あなたの考え方」や「仕事に対しての目標」、「目指しているもの」、「夢」などを上司から聞かれた時に、すぐに言葉にして説明できるように日ごろから考えて、整理しておくことが大事だと私は思います。
「この人は、何を考えているのか?」「何を目指してこの会社にいるのか?」「将来的には、どんなことをしたいのか?」など、上司は部下のそういった考えを知りたいと思っている人もいます。
その考え方を知った上で、どんな仕事を任せるべきなのか?どんな仕事がこの人には向いているのか?などを考えてくれている上司もいるからです。
人には、やはり「向き不向き」がありますから、得意な人に任せたほうが早いですよね。
それを知るための手段として、そういったことを知りたいという上司もいます。私が実際にそうでした。
あなたの考えがちゃんと上司に伝わらないのは不利
また、「評価されない理由」として、『あなたの考え方』が上司にちゃんと伝わってない可能性も考えられます。
これは、私が実際に目の当たりにしたことです。昔、私と同じ責任者という立場で働いていた男性がいました。
その人はとても細かく真面目な人で様々なことを一生懸命考えて計画しているのに、「自分の考え」を上司に話すのがとても”苦手”でした。
なので、その人の考えが上司には伝わらず、頑張っていることも伝わらなかったのです。そして、その上司からなかなか評価されず大変そうでした。
「上司から、自分の考えを聞かれる機会なんてない!」という人でも、飲み会の席やちょっとした場面で話す機会があれば、自分の考えなどを話してみることも必要だと思います。
仕事に対しての考え方などを上司に知ってもらうのは、『自分をアピールできる良い機会』だと思います。
しかし、普段から考えていなければ、まとまりがなく相手には伝わらないでしょう。
なので、普段からあなたの考えを整理して、話せるようにしておくことが大切です。
2-2.同じ結果でも伝え方次第で評価は大きく変わる
期待以上の結果を出そうとして、「口だけの人」にならないように注意が必要です。
そして、「同じ結果」でも”伝え方次第”で、『結果は大きく変わる』こともあるので、話し方がとても重要だということを知っておく必要もあります。
たとえば、ある資料作りをお願いされて「3日ほど時間が欲しい」と思っても、期待以上の結果を出そうとして「明日までに仕上げます!」と約束したとします。
しかし、やってみたけど上手くいかず結局、「3日かかった」となれば、『期待以下の結果』となってしまうでしょう。
なので、私がオススメするというか、実際にやっていた方法は「3日ほど時間が欲しい」と思ったものは、「5日ほど時間を下さい」と最初は、余裕を持って期日を設定しておくことです。
そして、『3日』で仕上げて提出するのです。
もちろん、中身も伴ってないといけませんが、「5日後で約束していたものをこんなに早く、しかもこのクオリティーで提出するなんてキミはすごいね!」という評価を得ることが出来るのです。
「同じ3日後の提出」であっても、最初に約束したことよりも『上』か『下』かで評価は変わってきます。
同じ結果でも言い方次第で評価が変わる例
「最初に伝えること」よりも「後の言葉や結果」が”期待以上”になるようにするのが、ポイントです!
これは、私の中で前から思っていたことなんですが、人間って「最初に言われたこと」よりも、『後に言われた言葉や結果』のほうが”印象”に残ると思うんですよね。
例えば・・・
売り上げ100万円達成しろ!
えー・・・
100万円達成したら、焼肉おごってやる!
やった!
「売り上げ100万円達成しろ!」と上司から言われたとします。誰もが「えー」と内心思うでしょう。
そんな時に「100万円達成したら、焼肉おごってやる!」と言われたら「やった!」となりませんか?
しかし、反対に・・・
焼肉おごってやる!
やったー!
ただし、売り上げ100万円達成したらな!
えー!それ最初に言ってよ。期待して損した。やる気出ない・・
このように最初に「焼肉おごってやる!」と言われたら、誰もが「やったー!」となるでしょう。
「ただし、売り上げ100万円達成したらな!」と後付けで、ノルマをつけられるとなんだかやる気がなくなりませんか?
このように、結局はどちらも「焼肉を奢ってもらう」ためには、「100万円の売り上げ達成」というノルマがあるのに「言い方を前後しただけ」で印象やモチベーションはガラっと変わるのです。
これは、『期待外れの結果』になるからです。
私は、部下に何かを指示する時やノルマや目標を告げる時は、最初に嫌なことを伝えて、後からモチベーションを上げる何かを伝えていました。
もちろん、これは例なので毎回焼肉を奢っていたわけではありませんよ。笑
と、こんな感じで、最初に嬉しいことや期待感が高まることを言われたり約束した後に、『期待よりも下回る』ことをされると、人間は「裏切られた。期待外れだ」という気持ちが大きくなる傾向があると思うんです。
しかし、最初に言われたことよりも、後に言われることや結果が『期待よりも上回る』と「お前すごいな!嬉しい!」となる傾向があると感じています。
なので、最初は控えめに余裕を持って期日を設定して、そのあとその人の期待を上回る結果を提示したほうが、評価されやすいということです。
- 1日で提出と約束⇒3日で提出
- 5日で提出と約束⇒3日で提出
最初に期待させたのに、後から期待度を落としてる
最初に期待度を下げておいて、後から約束以上の結果を出す
「同じ3日間」で提出しているのに、不思議なことに受ける印象はガラッと違うので、人間って本当に不思議ですよね。
評価される仕事と評価されない仕事は存在する
と、ここまで色々とお話ししてきましたが、
どれだけあなたが頑張っても、ここで知ったことを実践したとしても、『評価されることとされないこと』があることを知ることも大事です。
「評価される仕事」
『評価されない仕事』
は、確かに存在します。
仕事の雑用を頑張っているのに評価されないのは当たり前
たとえば、「仕事の雑用を頑張っているのに評価されない」のは、当たり前だと私は思っています。
ってか、ちょっと厳しいことを言うかもしれませんが、「雑用をしたからって周りから評価される」って本当に思っているのかな?と私は思います。
その雑用が、どんなものなのかは分かりませんし、あなたがどれだけ頑張っているかも私には分かりません。
しかし、雑用というのはその会社の中で売り上げに直結しない作業の部分を指していると私は思っています。
それは、会社の皆が気持ちよく過ごせるための作業かもしれませんし、何かの仕事を行う上で円滑に進めるための何かかもしれません。コピーやお茶入れかもしれません。
いずれにしても、その「雑用」と呼べるものは、『会社の利益には直結しない』ことが大半であり、周りから評価されないのも無理はないと私は思っています。
さらに、「雑用」はみんなが抱えていることであり、仕事の大半はそういったことの積み重ねでしょう。
つまり、誰もがしている『当たり前のこと』であり、上記でもお話ししたように、『当たり前のことを当たり前にすることは、評価の対象には入らない』と私は思っています。
「当たり前のことを当たり前にする対価」は、会社から『給料』として出ているはずだからです。
それに、自分で「仕事 雑用 評価されない」と検索しているということは、自分の仕事が雑用だという認識があるということ。
それに評価を求めている時点で、私はちょっと違うのでは?と思ってしまいます。
しかし、雑用を率先してしてくれている人に『感謝の気持ち』は、忘れてはいけないとは思います。
確かに、仕事において「雑用」と呼べることは沢山あり、誰かがやらなくてはいけないことです。
雑用をしてくれる人への感謝の気持ちは忘れてはいけない
雑用を一生懸命やってくれている人がいるから、他の誰かがやりたいことや売り上げに直結する仕事(評価される仕事)に集中できるのも確かです。
だから「感謝の気持ち」は絶対に忘れてはいけないと思っています。
雑用は、評価されるべきではなく、感謝されるべきだと私は思っています。
最後に
ここまで色々と私の体験談やそこから学んだこと、私の考え方などについて書きましたが、みんなそれぞれ意見があるのは当然だと思います。
なので、私の個人的な意見として受け止めてもらえたら嬉しいです!
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