要領のいい人と要領の悪い人には、どんな違いがあるのでしょうか?
それぞれの特徴を知る事で、はっきりと違いが見えてきました。
自分は要領が悪いから、なんとか直したい!と思っている方は、要領のいい人の特徴や行動を知って真似する事で自然と改善できているかもしれません!
そこで、今回は要領の悪い人と要領のいい人の特徴と、それぞれの行動の違いについてまとめてみました。
目次
要領の悪い人と要領のいい人の特徴や行動の違いとは
下記のそれぞれの項目に関して、要領の悪い人と要領のいい人の違いについてまとめました。
- その案件や課題の目的について
- 優先順位について
- 複数の作業の同時進行について
- 下準備について
- 人の扱いのうまさ
- 手の抜き方
仕事をてきぱきとスムーズに終わらせる人と、そうではない人にはとても大きな違いがあります。
それぞれの項目について下記で詳しくご紹介していきますので、自分にも思い当たる点がないか?参考にしながら見ていってください。
1.その案件や課題の目的について
上司からこの〇〇の資料を作っておいてと頼まれた時に、何を考えて作るのか?目的に対しての違いもあります。
要領の悪い人は
上司から仕事を依頼された時に、要領の悪い人が1番注目するのは「期限」です。
今日中に終わらせてと言われたら「はい!」と今日中に終わらせないといけない!と素直に受け止めます。
その資料が何に使われ、上司がどういう目的で使うのかは気にしません。
要領のいい人は
要領のいい人は、その期限はもちろんですが、それよりもその資料を作る「目的」を気にするのが特徴です。
・何にどのような意図で、その上司はその資料を使うのか?
・その資料を使って、上司は何を説明してどのようなゴールに持っていきたいのか?
など、その資料を実際に上司が使う時の事を想定して、資料を作ります。
上司との関係性が良ければ、直接ストレートに目的を聞く人だっているかもしれません。
こうして、その上司の目的を知った上で、資料を作ったほうが相手が求めるものとの相違点が減り、資料の修正ややり直しなどのリスクを減らす事が出来るため、手際よく仕事をこなす人はこうした「目的」を考えた上で資料作りをするのです。
2.優先順位について
日々の生活の中で、複数の作業や課題を決められた期間内に行わないといけない事は沢山ありますよね。
その複数の作業をどう進めていくのかについて、要領の悪い人と要領のよい人の違いがありました。
要領の悪い人は
目の前に複数の作業や仕事、課題があったとします。
それを全て、今日中に終わらせないといけないとしても、要領の悪い人は優先順位を考えずとりあえず、目に入ったものから始めてしまいます。
そのため、難しい問題が最初に発生してしまえば、そのあと全ての作業に支障が出て、結果何一つ終わってないという最悪な事態を招く事もあるのです。
要領のいい人は
それとは反対に、要領のいい人はまず優先順位を考えて行動します。
そして、複数の作業をどういう流れで行っていけば無駄なくスムーズに完了するのか頭の中である程度、組み立ててから作業をスタートします。
なので、最初に難しい問題にぶつかる事なく、どんどんと終わらせていく事が出来るのです。
つまり、要領のいい人はまず自分の出来る事や簡単な事、得意な事から始めたり、決まった期間内に全てを終わらせるためには、どういう流れで行っていけば、無駄な作業なく終わるのかを考えた上で行動しているのです。
3.複数の作業の同時進行について
複数の作業を期限内に終わらせないといけない時に、同時進行をしたくなりますが、それについても違いがありました。
要領の悪い人は
要領の悪い人は、目の前の事から何も考えずに始めてしまいますと上記でお伝えしましたが、一つの作業を始めたあとに、別の作業を始めてしまう事もあります。
そして、その作業中についさっきまで行っていた作業のことが気になり、またそれを再開して、また別の・・・と色々な事に手を出してしまいます。
または、自分は仕事をするのが遅いという認識があって、同時にやらないと終わらない!と思って、わざと同時進行で行っている人もいると思います。
しかし、いくつもの作業を同時に行ってしまうと、前の作業が中途半端になってしまったり、修正や再確認などの無駄な手間も増える事となり、時間が余計にかかってしまうのです。
要領のいい人は
それに代わって、要領のいい人というのは複数の作業を同時進行に進める事はないというのも特徴の一つです。
それは、同時に進めることで、修正や再確認、ミスなどの余計な手間が発生してしまうリスクを知っているからです。
なので、同時に物事を進める事は余計に時間がかかる事を理解しているので、確実に一つ一つの作業を終わらせて次に進むという事が多いです。
しかし、あの人同時にやっていてとっても早いよ?という人が周りにいるかもしれません。
そういった方は、おそらく自分の中で一つ一つ、区切りを作って行っていると思います。
つまり、はたから見れば同時進行をしているように見えて、本人は一つ一つの作業を自分の中でうまく区切って行っているのです。
4.下準備について
何かを行う上で、前もって準備をする事があると思いますが、そういった準備に対しても違いがあります。
要領の悪い人は
要領が悪い人は、準備に対してあまり重要だという気持ちはありません。
もしくは、準備をしていても、その準備が的外れで、何も意味をなさない時もあります。
例えば、接客業などでこのあと、大勢のお客さんが来るからスムーズに接客できるように、準備をしようと思っても的外れな準備をしてしまい、結果大勢のお客さんに圧倒され、空回りしてしまうという事もあります。
要領のいい人は
準備に関して、要領がいい人は入念に行います。
上であげた例だと、大勢のお客さんが〇〇時頃から大勢来るので、何時までにどういった準備をしておこうと前もって決めています。
そしてその計画通りに動けるように、様々な準備を怠りません。
そして、実際にその通りの準備を済ませ、大勢のお客さんが来ても、冷静に対処できるのです。
そして、大勢にお客さんが来た時に「あれが足りなかった」と思えば、それを学習して次に活かすのです。
失敗をただの失敗で終わらせる事はありません。
5.人の扱いのうまさ
仕事は、1人で行っているわけではありません。
周りに大勢の同期や部下、上司など仲間がいるはずです。
しかし、そういった人達との関わりについても違いがあります。
要領の悪い人は
周りの仲間などに対して、頼ってはいけないと思っているのか?もしくは、頼れないと思っているのか、その辺の精神的なものは分かりませんが、要領の悪い人は、あまり周りを頼ろうとはしません。
自分1人でなんとかしなきゃ!という責任感もあって、自分1人でなんとかしよう!と頑張ってしまいます。
要領のいい人は
要領のいい人は、周りを頼るのがうまいです。
ちょっと言い方は、悪いかもしれませんが「人を使うのがうまい」とも言えます。
周りの仲間や同期や部下をうまく頼って、スムーズに終わらせる術を知っています。
それどころか、場合によっては上司さえもうまく使ってしまう事だってあるのです。
6.手の抜き方
言い方が悪いですが、仕事や作業に対しての「手の抜き方」にも違いがあります。
要領の悪い人は
何事も時間が掛かってしまい、うまく物事が運ばないような要領の悪いは、とにかく全てに対して全力です。
しかし、ここは絶対に慎重にやらないといけないだろう。という所で、時間がなく焦り手を抜いてしまい怒られるなんて事もあります。
決して適当にやろうと思ったわけではないですが、時間の無駄や作業の無駄をうまく省くことが苦手なので、そこに時間をかける余裕がないのです。
なので、結果こうなってしまいます。
または、手を抜く場所の判断が下手で怒られるという事もあります。
要領のいい人は
何事もてきぱきとこなし、スムーズに終わらせるような人は、時間の無駄や作業の無駄を省くのがとてもうまいという大きな特徴を持っています。
つまり、手を抜いても問題ない所は、さらっと終わらせて時間や労力の節約をしています。
そのため、慎重に丁寧に行わないといけない作業に対して、誰よりも時間を費やす余裕があります。
そのため、上司や周りにも褒められるのです。
手を抜いても平気な所と、そうでない所の判断がとても上手いとも言えます。
要領のいい人と要領の悪い人の特徴の違いは、些細な事まで
要領の悪い人といい人の特徴の違いは、些細な事までいっぱいありました。
下記のことを意識していくことで、改善していくことが出来るかもしれませんね!
- 作業や課題の目的を考えているか
- 優先順位を考えているか
- 複数の作業の同時進行をするかしないか
- 下準備の大切さ
- 人の扱いのうまさ
- 手の抜き方や判断力のうまさ
大きな違いは、やはり先を読みどう進めていけば、無駄なくスムーズに物事が進んでいくのかを考えた上で行動するというのが大きな違いです。
スムーズに物事を進めるためなら、準備を怠ることはしませんし、周りの人を頼ったり上司を頼る事だってあります。
要領のいい人や手際よく物事を進めることが出来る人は、ある作業や物事をうまく頭の中で組み立てて始めるというのが自然と出来ているような人です。
全然バラバラなピースを繋ぎ合わせてパズルを完成させるかのように、円滑に進めるための労力を惜しみません。
要領が悪いのを直したい!と思っている方は是非、参考にしてみてください。さらに、詳しく要領のいい人と悪い人の行動を知って「要領がいい自分」になりたい方は下記を参考にしてください。さらに行動を掘り下げて詳しく説明しています。