このページでは、仕事で使える「丁寧なお願いの仕方・伝え方」についてご紹介しています。
仕事をスマートにこなすビジネスマンは、お願いの仕方も上手です。
無理なお願いも相手を持ち上げ、うまくへりくだり、失礼なく丁寧にキッチリと伝えます。
お願い上手な人のお願いの仕方や伝え方をマネすれば、あなたのお願い成功率もアップする事間違いなし!
目次
丁寧なお願いの仕方
礼義正しいお願いの仕方として、様々なパターンがありますので今回は下記の3パターンのフレーズを紹介します。
- お願い事をする時の基本フレーズ
- 状況によって使い分けるお願い事フレーズ
- 面倒な事をお願いしたい時に使う
1.丁寧にお願い事をする時の基本フレーズ
・ご検討いただけませんか
上司や取引先に、何かを提案する際に用いるフレーズ。
例⇒「こんなプランを考えたのですが、ご検討いただけませんでしょうか」
「考えてもらえませんか」よりも改まった印象となります。
○○願えませんでしょうか
上司や取引先に、何かを頼むときのフレーズ。
例⇒「ご出席いただきたく存じます。○○日までに、ご返答願えませんでしょうか」
切にお願い申し上げます
なんとしても聞いてほしいお願い事をする時に用いると効果的なフレーズです。
お願い事の内容を述べたあとに、最後に強い思いを伝える為に用いる言葉です。
「切に」は、普段あまり使わない言葉ですのでより切羽詰まった印象を相手に与える事が出来る。
例⇒「身勝手なお願いとは、重々承知しておりますが、切にお願い申し上げます」
ご配慮いただけないでしょうか
多少の無理を承知でお願い事をする時に用いるフレーズです。
例⇒「お忙しいのは、承知しておりますが、何とかご配慮いただけないでしょうか」
折り入ってお願いしたいことがあるのですが
気心知れた人に、無理なお願い相手の負担になるであろうお願い事をする時に用いるフレーズです。
例⇒「折り入ってお願いしたいことがあるのですが、近々お時間をいただけますでしょうか」
折り入っては、特に心を込めてという意味でこれから深刻な話をするので、そのつもりで聞いてほしいというニュアンスを含んでいます。
ぶしつけなお願いで恐縮ですが
初対面の方やさほど親しくない相手に頼むときに用いるフレーズです。
例⇒「はなはだ、ぶしつけなお願いで恐縮ですが、一度お目にかかることはできないでしょうか」
○○していただけるとありがたいのですが
仕事での計画変更やプライベートのお願い事まで、色々なシーンで使えるお願い事のフレーズです。
○○していただけると嬉しいのですが
○○していただけると助かるのですが
などに言い換えても良いです。
2.状況によって使い分けるお願い事フレーズ
どんな状況なのかによって使い分けるフレーズ
お力添えくださいますか
仕事を手伝ってほしい時に用いるフレーズです。
取引先の方や目上の方などに用いる。
例⇒「ご多忙のところ恐縮ですが、○○のお力添えくださいますか」
経験の深い人に引き受けてもらいたいので
年上の部下やなかなか言う事を聞いてくれない人などに仕事を依頼(命令)する時に使えるフレーズです。
相手の経験や仕事を評価してるという事を伝え、自尊心を呼び起こし依頼する伝え方。
例⇒「この仕事は、微妙は判断が必要ですからね。ぜひ、○○さんのような経験の深い人に引き受けてもらいたいんですよ」
ご一読いただければ幸いです
資料やパンフレットなどを相手に読んでもらいたい時に用いるフレーズです。
相手から求められたものではなく、こちらから「読んでほしい」とお願いする場合に用いる言葉。
ご一考いただければ幸いです
相手に、新しい仕事を依頼・提案する際に用いるフレーズです。
相手の都合への配慮を表しながら、お願いするフレーズで「お願いします」というよりも丁寧で改まった伝え方です。
例⇒「お忙しいとは存じますが、今回の企画の件、ご一考いただければ幸いです」
適当なお心当たりがあれば
就職や紹介・人の紹介などを頼むときに用いる。
適当な人やものがあれば、ご紹介下さいという意味です。
3.面倒な事をお願いしたい時に使う
面倒でお願いしにくいことをお願いする時に伝えるフレーズです。
ほかに相談できる方もなく
相手に何かを相談する時やお願いする時に用いる言葉です。
自分にとって「頼れるのは、アナタだけ」という気持ちが現れる言葉。
これを言われると悪い気はしないので、多少の無理などは聞いてやろう!という気持ちになってくれる。
身勝手なお願いとは承知しておりますが
一度、引き受けた事に対して延期や中止をする際や借金のお願いなど、相当面倒な事を依頼する時に用いるフレーズです。
その他のお願いする時に役立つフレーズ集
相手を褒めて上機嫌になったところをお願いするというちょっと卑怯な手もありますね。
・【褒め言葉一覧】仕事で使える褒め方の例文と異性へのフレーズまとめ
・相談する時の敬語文例!上司に相談したい時の仕方!ビジネス文書にも
断られた時の大人な対応
もし、断られたとしたら「分かりました」というだけでなくしっかりと大人な対応をしましょう。
そうすることで次は、あなたのお願いは聞いてくれるかもしれませんよ。
無理を承知でお願いしたことですので、気になさらないでください
どのようにお願いしたとしても、どうしても無理な事もあります。
そんな時、断られた場合のフレーズ。
断った側も相手に対して「悪いな・・・申し訳ないな」という気持ちがあります。
今後の人間関係を良好に保つ為にも、断られた時には嫌な顔はせず、このような返答で答えてあげましょう。
丁寧なお願いの仕方は社会人としては必須
礼儀正しいお願いの仕方は、社会人としては必ずといってもいいほど使うフレーズですよね。
何かをお願いしたい時に友達なら「お願い!」と気軽に頼めますが、職場や目上の人にはそれでは通用しません。
しかし、誰にも頼めず自分一人で仕事を全て抱えていては、トラブルの元です。
大きな問題やトラブルが起こってしまう前にしっかりと周りを頼ることも社会人には必要であり、こういった丁寧なお願いの仕方は身につけておきたいものですね。
※そして、あなたのお願いをきいてくれた相手にはしっかりとお礼の言葉を伝えるようにしましょう。別記事にて「感謝の言葉」についてまとめましたので参考にしてください。